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貿易コンサルティング

中央アジアへの大型X線検査装置の導入に向けて第1回協力準備調査(ジョージア)を実施しました

独立行政法人国際協力機構(JICA)様の依頼を受け、中央アジア・カスピ海ルートの物流能力強化のためジョージアへX線スキャナー検査装置の導入に向けて協力準備調査を実施しました。

本調査は、昨年(2023年)に実施した「中央アジア(カザフスタン、タジキスタン、アゼルバイジャン、ジョージア)への大型X線検査装置の導入可能性の調査」を受けて実施されたものです。

アジアとヨーロッパを結ぶ物流ルートのうちロシアルートが利用できなくなり、中央アジア・カスピ海ルートに熱い視線が送られています。

ジョージアは、この中央アジア・カスピ海ルートの黒海側の玄関口にあたり、ジョージアの物流能力強化は、単にジョージア一か国のみならず、このルート国全体の密輸防止と物流円滑化の要衝(ようしょう)として、特に、期待を寄せられています。

ジョージアでは、ジョージア語通訳か、あるいはロシア語通訳を介した会談になりますが、税関当局のみならず、鉄道局や民間のターミナル運営会社、ジョージア鉄道運営会社など、お会いした皆さまから、誠実さや勤勉さがうかがえ、本件事業への協同の意気込みを感じました。

今回の調査の様子は、ジョージア歳入庁のホームページで紹介されたほか、駐ジョージア日本国大使への報告においても、励ましのお言葉を頂戴しました。

 

(写真:カザフスタン歳入庁HP:www.rs.ge - Media News

(当社社員、手前右から2人目)