貿易コンサルティング
南スーダン税関職員による原産地規則一般研修
弊社が請け負っております「南スーダン国 国際基準に則した税関機能強化プロジェクト」の一環として、南スーダン税関の教官による南スーダンのニムレ(ウガンダとの国境の町)に勤める税関職員向け、通関業者・輸出入事業者向けに原産地規則(ROO)研修を行いました。
この研修では、前回2025年9月後半に実施したのと同様、南スーダンと国境を接するエレグにあるウガンダ歳入庁(URA)の会議室をお借りし、実施されました。
研修の開催に当たっては、南スーダン歳入庁研修所の創設以来空席だったポストに11月に就任したばかりの研修所長が、おそらく初仕事として、オンライン参加し、開会を宣言しました。
ウガンダの首都カンパラは年中快適ですが、エレグは日本から見るといつも夏です。ここでは、11月頃から気温が上昇し、来年(2026年)の2月後半にピークの35度前後になる見込みです。
さて、気温はすでに30度前後、研修では、教官ごとに割当てはあるものの、質疑応答や講義の補足で他の教官が参加します。初めて、原産地規則(ROO)をきちんと学ぶ機会となった税関職員や通関業者等の研修生は、建設的な質問を活発に行い、この研修室の熱気は気温のみによるものではなさそうです。
今回、講義を行った教官に対する研修生の評価も、教官による研修生の評価も共に高く、研修を監督していた南スーダン高官も日本人専門家も非常に満足する結果となりました。(K.K)
(写真:研修風景)